2024.11.07
お知らせ
社会保険労務士試験合格体験記
2024年10月2日、今年度の社会保険労務士試験の合格発表がありました。
合格率6.9%という狭き門を通り抜けた皆様、
本当におめでとうございます!
今年の試験に挑戦した方々も、きっと次の挑戦にこの経験が活かされると
信じています。
今回は、40代、独学で社労士資格を取得した方の合格体験記をご紹介します。
共働きで、家事や子育てと並行しての勉強。
さらに家族もそれぞれの試験に挑むという環境の中、試行錯誤しながら
4年かけて合格を果たしました。
社労士を目指す方や挑戦中の方々に少しでも参考になれば幸いです。
1. 社労士を目指したきっかけ:40代からの新たな挑戦
40代半ば。専業主婦からパート復帰し、新たな環境で働き始めた際、
職場で社労士資格を持つ同僚の姿を目にしました。
自信を持って活き活きと働く彼らの姿を見て、年齢に関わらず豊かに
生きる道を模索する中で、社労士試験に挑戦しようと決心しました。
2.家事・子育て・仕事との両立
独学で勉強を始めてみたものの、最初は勉強に慣れることからのスタートでした。
法律用語に触れるのも初めて。
読んでも意味が理解できないことが多くありました。テキストを開いても
すぐに寝てしまう時期もありました。
「1日の中で10分勉強する」等小さな習慣から始め、少しずつ勉強時間を
増やしていきました。
また、4回目の受験は家族全員がそれぞれの試験に挑む「受験の年」でした。
家事を分担し、いの挑戦を尊重することでモチベーションも自然と保たれ、
最後まで諦めずに挑戦を続けることができました。
3 独学でよかったこと
独学でよかったことは、生活時間に勉強時間を自由に取り入れられることだと思います。
座学ができない家事やお風呂、通勤では動画を聴いて復習していました。
また、ネット上の受験情報も重宝しました。難しい法律用語は社労士ブログや
YouTubeに解説してもらいました。
更に、自分に合わせた勉強計画が立てやすい点も注目です。
合格した年には、長期的な計画から日々のスケジュールまで
段階的に計画を立てました。計画ができていると、
勉強時間になったときに迷いなく今日のタスクに集中できます。
勉強を続けるモチベーションにもなりました。
4. 4回目の挑戦で合格
3回も不合格通知を受け取ると、後には引けない気持ちで、
逆に頑張り続けることができました。
それから、ある方の「合格したら違う世界が見える」という言葉は、
4回目の挑戦でようやく合格できたときから今でも、
次の挑戦への原動力になっています。
5. 社労士合格後
合格後、官公庁や社労士事務所での仕事を通じて実務経験を積んでいます。
企業の育児介護休業規程の作成や見直し、労働保険の成立や変更と年度更新、
各種助成金の申請準備など、社労士の知識を活かした業務で出来ることが
増えていく事にやりがいを感じています。
6.まとめ
社労士試験への挑戦は、私の人生の転機となりました。
合格後の経験を通じて学んだことが、これからの活動の基盤になっています。
社労士の関わる労働関係や社会保険関係の法律知識は、生活に密着した身近な知識ですが、
意外と知られていません。
受験や仕事で得た社労士の知識を多くの人に知ってもらい、個人や企業の成長のサポートが
できるよう、社会に貢献できる社労士として成長し続けたいです。
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