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2024.08.22 お知らせ

10月から最低賃金が変わります。中小企業や個人事業主が対応すべきポイントとは?

今回は、10月に予定されている最低賃金の変更についてお伝えします。最低賃金の引き上げは、特に中小企業や個人事業主にとっては大きな影響を与える可能性があります。この記事では、最低賃金の基本や、具体的に何をすべきかについて、わかりやすく解説します。
 

1.  最低賃金とは?

最低賃金とは、「働く人が受け取ることができる最低限の時給」です。法律で定められており、毎年10月から新しい最低賃金額が適用されます。事業主は、最低賃金額以上の賃金を従業員に支払わなければなりません。都道府県別に定められる「地域別最低賃金」と、特定の産業ごとに定められる「特定(産業別)最低賃金があります。この記事では「地域別最低賃金」について解説します。

 

2. 2024年の地域別最低賃金の変更

2024年も、10月から全国で地域別最低賃金が引き上げられる予定です。具体的な金額は都道府県ごとに異なりますが、全国平均で50円程度の上昇が見込まれています。具体的な金額については、厚生労働省のウェブサイトや都道府県労働局の発表を確認してください。

 

3.  なぜ最低賃金が引き上げられるのか?

最低賃金の引き上げは、従業員が不当に低い賃金で働かされることを防ぎます。また、物価上昇や生活費の増加に対応し、従業員が安定した生活を送れるようにすることを目的に実施されています。地域経済の活性化にも繋がると考えられています。

 

4. 最低賃金に関する罰則はあるの?

最低賃金に満たない賃金を支払い続けると、どうなるのでしょうか。その場合は最低賃金法違反となり、企業は罰則を受ける可能性があります。また、最低賃金と実際に支払った差額を、過去に遡って、従業員に支払わなければならない場合もあります。更に、従業員の離職にも繋がることもあり、企業の信頼にも関わります。最低賃金の変更には確実に対応しましょう。

 

 

5. 最低賃金引き上げにどう対応する?

最低賃金が引き上げられることで、人件費が増加することになります。中小企業や個人事業主にとっては負担が増える場合もあるでしょう。以下のポイントを押さえて適切に対応することが重要です。

(賃金の見直し)
 まずは、従業員全員の時給が新しい最低賃金を下回っていないかを確認しましょう。もし下回っている場合は、新しい最低賃金以上の時給に引き上げる必要があります。また、時給があがることにより、社会保険料等が上がるケースもありますので、併せて確認しましょう。

(コストの再検討)
人件費の増加が経営に与える影響を分析しましょう。他のコストの見直しが必要になるかもしれません。例えば、業務の効率化や無駄の削減が考えられます。

(助成金の活用)
 最低賃金の引き上げに対応している補助金や助成金をご存じでしょうか。賃金引上げと業務の効率化を実現したいのなら、活用することも検討しましょう。なお、支給されるには、各助成金等の条件をクリアする必要があります。当社でも「業務改善助成金」「働き方改革推進支援助成金」のコンサルティングをしております。お気軽にお問い合わせください。
 

まとめ

10月からの最低賃金の変更は、企業に影響を与える重要な動きです。事前にしっかりと対応を進め、経営への影響を最小限に抑えていきましょう。わからない事やもっと詳しく知りたい事がありましたら、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。
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